こう感じている経営者は結構多いのではないでしょうか? では、なぜ指示待ちになるのか考えてみたことはありますか?
「思い通りやってみろ」を自分のモットーにしているあなた、「そんなんじゃだめだ」と社員のやったことにケチをつけたことはありませんか?
会議では、どんなことでも意見を言えと言いつつ、発言すると頭から否定することはありませんか?そんなことが続くと人は指示待ちになりがちです。そのほうが得だからです。
経営者は社員の自律性の無さになげく前に、経営方針や事業計画、それを実現するための活動方針そして目標などについて社員と十分にコミュニケーションしておくことが大切です。
そうです、「思い通りやってみろ」「アイデアを出せ」と経営者が言うとき、実はその言葉の裏にある思いや期待の前提などが社員に十分に伝わっていることが大切なのです。
また、仕事の仕組みの見える化も、みんなで議論するベースを同じにする上で重要です。
「この仕事は彼女にしかできない」「彼に仕事が集中してしまう」... こんなことは多くないでしょうか?これは、日本の企業それも中小企業にありがちな状況です。
これが、「人に仕事をつけている」状況です。本来成果は、それを生むための工程(プロセス)つまり、機能とその組み合わせ、作業の流れによって成果が生まれているはずですが、それを一握りの人の頭の中のプロセスでこなしているのが現実ではないでしょうか?
ひとり一人の社員の力を企業力に変えるには、そのための仕組みを作る必要があります。以下のような経営者のニーズや業務上の困りごとは、業務プロセスの改革ニーズと捉えることができます。
このようなニーズの解決に当事務所は力になることができます。
ビジネスプロセスとは、インプットに対して、会社独自の価値を付加して顧客にアウトプットするというビジネスの仕組みそのものです。会社としてのアウトプットは、会社内部の各組織や社員の業務分担と責任のつながり、つまり「業務プロセス」連鎖の結果として生まれますので、常に変化する顧客のニーズに対応して、常に業務プロセスを見直していくことは、企業価値そのものといっても過言ではありません。
会社の業務プロセスは、顧客に向けた付加価値を生み出す機能として構築されることで、企業力強化につながります。これは、顧客フロントである営業やサービス機能にとどまらず、総務・管理機能や技術開発機能などについても言えることです。具体的には、次のような手順で貴社の業務プロセス再構築のご提案と導入支援をいたします。
業務の分析とご提案は、貴社の実情と経営者様のご意向を把握ししながら、進めさせていただきます。
このように見直された業務プロセスにより、各職務担当者の自律的な業務遂行を通して成果を積み重ねることができるようになります。すべての職務を、顧客にとっての付加価値を生み出す役割として構築•定義することの効果は強力です。
あるソフトウェア開発企業でのオフショア開発におけるコミュニケーションの問題による、開発効率や開発品質の問題の解決に向けた支援概要を以下のリンクでご覧いただけます。
日本の企業には、業務プロセス改善を専門とする職務や部署を設けているケースは少ないです。
ISO9001を取得している企業では、品質部門が規格適合の必要性から、プロセス改善の役割を担っているケースもあります。しかし一般的には、各部署の管理者やリーダーが本業のかたわらでISO対策を担っているのが実態です。
そのため、成功体験のコアコンピタンス化や市場環境の変化に関する掘り下げも不十分で、タイムリーかつ有効な業務プロセス構築ができていないのが現状です。
当事務所はビジネスプロセス構築の専門家として、現状プロセスの課題洗い出しから、新しいプロセスの定着までご支援します。ISOの品質マネジメントシステムとの融合も含めた「真のプロセス改革」をお手伝いいたします。